2016年後半、「超級IP」という文字が入ったビジネス書がやたら目についた。

 

今回はこの「超級IP」について書こうと思う。普通、IPといえばIPアドレスを連想するだろう。実は私もはじめてこの文字を見たときは「スーパー?インターネット・プロトコル!?」かと思った。

 

コラムを書いていて申し訳ないのだが、私はまだ「超級IP」と名が付く本を一冊も読んでいない。だがせめてネット上で紹介文だけでも読んで、何について書かれているのか想像ぐらいはしておこうと思う。先に言っておくと、ここでのIPとはもちろん「インターネット・プロコル」ではなく、「インテレクチュアル・プロパティ」の略称。日本語では「知的財産」とも訳せるが、むしろ従来の特許や著作権などの意味より、「生きたブランド」的な意味合いが強い。

 

百度で「超級IP」+「书(本)」で検索すると、「如何打造超级IP」や「超级IP:互联网新物种方法论」なる本が2016年に出版されていた。「超级IP:互联网新物种方法论」の著者は「呉声」という40代半ばの男性。1995年に南京大学を卒業後、Vancle、京東商城、楽蜂網など大手eコマースサイトのディレクターを務め、現在はコワーキングオフィスオーナー、投資家、政府関連eコマース促進部の役員など、複数の職を兼任しているようだ。

 

ちなみに紹介文は中国語で書かれており、私が勝手にざっくりと訳したため、一部わかりにくい訳文もあると思うが許していただきたい。

 

1)

Papiちゃんの短編動画広告になぜ2200万元もの値がついたのか?

なぜミシュランガイドが世界のグルメの指標となったのか?

「ハウス・オブ・カード 野望の階段」がシリーズ13まで続く人気シリーズとなった理由は?

熊本県の公式ゆるキャラである「くまモン」がいかにして往年の人気キャラである「ハローキティ」を抜くほどの人気者になったか?

アメリカのストリートカルチャーを代表するファッション「Supreme」と「ナイキ」がコラボしたスポーツシューズがニューヨーク警察を脅かすのか?小さなブランドが爆発的な人気を得るには?

 

2)

IPはモバイルインターネット時代に絶対必要な要素である!

IPが新しい表現方法となる。2015年は中国のIP元年である。IPは情報過多なモバイルインターネット時代において注意を引き付けるために絶対必要な要素である。これはゲーム、映画、アニメ、ゲームのエンターテイメントが新しいビジネス展開に発展する可能性を持つ。

 

3)

大人気のIPの定義と産み出し方

人気があるIPは極めてインターネット(むしろIoT的な意味での)的な新しいモノだが、これはつまり何?「Luogic Talkshow」のような強力なセルフメディアなのか、それとも「Papiちゃん」や「六神磊磊」のような独自の道をいく網紅なのか?これらの網紅を構成する要素は?ビジネス構築の方法は?この大きな流れをマネタイズする方法は?

 

4)

大人気IPについて全面的に解説されたビジネス教科書である!

モバイルインターネット時代の最新ビジネス法則を導き出す!

これは7年におよぶ現場経験と考察である!

この本は企業、ブランド、個人のIPが生き抜くためのバイブルである!

 

内容に興味を持った方は中国語版しかないようだが、是非手に取って読んでいただければと思う。