上海人のラオバン(社長)が運営している網紅の育成所についてお話する。

 

この網紅育成所、言ってしまえば芸能プロダクションなのだが、日本のプロダクションほどの厳正な管理や規律はなく、契約している網紅とのつながりも比較的ゆるい。管理や契約条件などの内容はまた次回書くとして今回はこの育成所の環境について紹介しよう。

 

はじめて訪問したのは今年3月の中旬。DMMの「艦これ」をパクったに似たゲームは中国に数多く存在するが、そのうちの一つである「艦姫」のCP20(Comicupの略、年二回上海で開催される中国で最大級のコミケ)でのブース内イベントで弊社の「一之瀬asuka」を使用したいという連絡を受け、打ち合わせのために訪問した先が網紅育成所だった。

 

クライアントであるゲーム系広告会社と網紅育成所が広大なフロア全体をシェアオフィスにしており、我々のミーティングにiPhoneのイヤホンを装着してボイス通話ををやりながら会議室に入ってきた30代半ばの男が育成所のラオバンだった。

 

打ち合わせ終了後、ラオバンが育成所内を案内してくれた。

 

 

会議室横の長い廊下には10室ほどの生中継用の小部屋がある。各部屋は安っぽいながらもオシャレな内装が施されていた(動画で女の子の部屋っぽく見えればOKなのだろう)。廊下の突き当りを曲がるとスチール撮影が可能な真っ白なスタジオ、さらに反対側には何十人も入れそうな舞台控室、そして控室脇にある小さめのドアを通るとちょっとしたライブイベントが行えそうな舞台があった。

 

 

ラオバンいわく、この育成所は24時間オープンで契約している網紅たちが自由に出入りしてそれぞれが勝手に生中継をしているそうだ。

 

次回はこのラオバンがどのように網紅を育成・管理しているのかを紹介する。